VESTA 3 series
- 2022年8月11日 ver. 3.5.8
- 削除した原子や結合などの非表示オブジェクトが、v3.5.6以降ではファイルの再読込時に再現されない問題を修正。
- 一部のデータでは結晶構造因子の値が計算のたびに異なる結果を返すことがあるバグを修正。原因はマルチスレッドの制御のバグで、マルチコアCPUでのみ再現。
- Windows版で*.vestaを再読込すると、2D Data Displayの内容が表示されないバグを修正。
- v3.5.4以降では、巨大な標準偏差をもつサイトが近くのサイトと同一視され、表示されないバグを修正。
- CIFファイル中のB_ijがbeta_ijと解釈される問題を修正。
- 配位多面体を選択時に、結合距離が短い順に結合情報を表示するように修正。
- SHELXフォーマット、およびフーリエ合成用の*.fcfフォーマットのサポートを改善。
- 2021年1月9日 ver. 3.5.7
- 二面角を計算すると構造モデルの表示が乱れる問題を修正。
- 格子面のd値をオングストローム単位で行えない(反映されない)問題を再修正。
- wxWidgetsを最新版に更新。
- 2020年12月20日 ver. 3.5.6
- 一部のPDB, XSF, VASPファイル読み込みでクラッシュする問題を修正。
- 電子密度分布から計算した静電ポテンシャルエネルギー密度 v(r) の符号が反転していた問題を修正。
- Linux版において単位胞を変換する際、変換行列の行列式が0の場合に警告が表示されずにクラッシュする問題を修正。
- Uiso/Bisoの値がファイル中に記録されていない場合のデフォルト値を0に、デフォルトのタイプをUisoに変更。
- Uiso/Bisoの値が0の場合、CIFファイルには値ではなく'?'を出力するよう変更。
- XSFファイル中の2番目以降のvolumetric dataを読めるようにした。
- Linux版 ver. 3.4.8以降で静電ポテンシャルとマーデルングエネルギーの計算ができない問題を修正(パッケージから欠落していたMADELプログラムを再収録。)
- 2020年9月26日 ver. 3.5.5
- v3.5.3および3.5.4において格子面のd値がダイアログ中で正しく表示されないバグを修正。
- 2020年9月24日 ver. 3.5.4
- 循環色による彩色機能をサポート
- STLデータに配位多面体、結晶外形、等値曲面をエクスポート可能にした。
- v3.5.3において原子位置の重なり判定が厳しく、多重度が本来より多く表示されることがあるバグを修正
- 2020年8月23日 ver. 3.5.3
- v3.4.8以降のWindows版で結合距離の計算がおかしい問題を修正。これらコンパイラー固有のバグに対処するため、モノリシックなビルド設定に戻した。
- v3.5.1以降において、反射リストのソートに伴って構造因子の振幅と位相とが対応しなくなることがあり、モデル電子密度・核密度の計算結果が乱れることがある問題を修正。
- 2020年5月6日 ver. 3.5.2
- v3.5.0および3.5.1において、CIFエクスポートの際、"_cell_angle_alpha"などのキーワードが"_cell_length_alpha"などと出力されるバグを修正。
- v3.5.1において、非周期的な構造データを表示した際にクラッシュすることがある問題を修正。
- 2020年5月4日 ver. 3.5.1
- Windows版のver.3.4.8および3.5.0において、結晶外形の描画が乱れることがあるバグを(今度こそ)修正。
- 等価反射の中で、"Structure Factors"や"Powder Diffraction Pattern"ダイアログに表示される反射指数を調整。
- *.vesta形式に保存する際、VESTA内で生成したvolumetric dataがある場合は、それを*.pgrid形式に自動保存して*.vesta内にリンクを記録するようにした。
- 構造データに加えてvolumetric dataもVASP形式にエクスポート可能にした。
- CUBE形式への構造データとvolumetric dataのエクスポートを新たにサポート。
- 2020年4月29日 ver. 3.5.0
- VASP形式の読み込みに関するver.3.4.8のバグを修正。
- VASP形式でエクスポートする際、規約格子への変換に失敗したり、原点がずれてしまう問題を修正。
- VASP形式で出力する際、P格子に変換するオプションを追加。
- VRML形式でエクスポートする際、原子の半径が画面表示と異なったり、結晶外形が出力されないバグを修正。
- Windows版のver.3.4.8において、結晶外形の描画が乱れることがあるバグを修正。
- Waylandセッション上でGTK3版のVESTAが起動しない問題を修正(起動時に自動的に環境変数GDK_BACKEND=x11を設定)。
- 3D画面中のボリュームデータ断面に等高線を描く機能を追加。
- ボリュームデータ断面のcutoff level(描画しない領域)を、より柔軟に設定可能にした。
- 複数の結晶データを単一のCIFファイルへエクスポートできるようにした。
- 画像ファイルをエクスポートする際、PNGとTIFF形式では背景色を透明に設定可能にした。
- ダイアログ中のリスト項目(原子、結合、格子面等)の順序を、前後に移動するボタンを追加。
- 原子を選択した際、分率座標や対称操作の情報に加え、正規直交座標系での座標情報を追加。
- 2019年12月30日 ver. 3.4.8
- Structure factorsダイアログボックスにおいて、中性子回折の場合にも、強度(I)にX線の場合の偏光因子が掛かっていた問題を修正。
- 同一平面上に4原子以上が乗る配位多面体が正しく描画されない問題(v3.4.1で修正)が一部残っており、微調整。
- VESTA形式でデータを保存した際、2階層より上位ディレクトリーにある外部ファイル参照が正しく保存されないバグを修正。
- ファイルダイアログからPOSCAR/CONTCARを選択できない問題を修正。
- ファイル名に関わらず複数のデータセットを含むVESP形式ファイルからの全データセットの読み込みに対応。(従来はファイル名がPOSCARSの場合に限り、2相目以降のデータを読んでいた。)
- pdbファイル形式のサポートを改善。
- WindowsおよびLinux GTK3版においてHiDPI対応(Per Monitor DPIには未対応)。
- ダークモード対応を改善。
- wxWidgetsライブラリーの更新、ビルドオプションの変更、および他の内部的変更。
- 2019年6月15日 ver. 3.4.7
- macOS 10.14.4以降で画面が表示されなかったり乱れる問題を修正。
- 構造モデルや表示範囲等を編集後も、サイドパネルで設定したラベルや選択状態を保持するように改善。
- 2019年1月27日 ver. 3.4.6
- CIFファイルの読み込み時に複数行コメントが正しく認識されないバグを修正。
- 占有率が1未満のサイトを含む構造でマーデルングエネルギーとサイトポテンシャルの計算が正しく行われない問題を修正。
- magOS 10.14 Mojave上でのGUIに関する幾つかの問題点を修正。
- 32 bit Linux版を廃止。
- Linux版において、libpng12.so.0への依存を解消。
- 2018年11月22日 ver. 3.4.5
- 空間群の設定番号を変更した際、結晶構造を維持するよう構造パラメーターを自動更新する機能が、P b a n (No. 50)の場合に正しく機能しない問題を修正。
- 単位格子の変換行列が指定されている場合にも、空間群の設定番号変更に伴う構造パラメーターの自動更新が機能するよう、修正。
- 対称要素に"e"を含む直方晶系の空間群表記に対応(新: A e m 2, 旧: A b m 2など)。古い表記のファイルも引き続き読み込み可能。
- 最近のUbuntu Linux上でクラッシュする問題を修正。
- macOS 10.14 Mojaveに対応。最低動作要件をOS X 10.9以上に引き上げ、OS X 10.6-10.8のサポートは終了.
- 上記mac版の変更に関連し、一部のプラットフォーム上での問題回避のため、mac版のデフォルトではハードウェア支援によるアンチエイリアスを無効化した。再有効化する場合は、Preferencesダイアログから、"Enable hardware anti aliasing"のチェックを入れる。
- macOS版でも、Objectsタブなどから、オブジェクトの色や透明度等の編集を可能にした。
- 最新のRIETAN-FPを用いた粉末回折パターンのシミュレーションに対応。
- 結合原子価パラメーターのファイルをbvparm2013.cifからbvparm2016.cifに更新。
- 2018年3月28日 ver. 3.4.4
- 配位多面体の面が特定の条件で一部欠落するバグを修正。
- VASPとDL_POLY形式でのエクスポートの際、ver. 3.4.1以降で単位胞の境界上の原子が欠落する場合がある問題を修正。
- 2017年11月16日 ver. 3.4.3
- Ver3.4.1以降における配位多面体の形状計算に関するバグ1件を修正。
- 2017年10月24日 ver. 3.4.2
- Ver3.4.1における配位多面体の形状計算に関するバグや計算速度の問題を修正。
- Ver3.4.1におけるCIFの読み込みに関するバグを修正。
- 周期性のないMolecularタイプのデータをVESTA形式で保存し、再読み込みすると結合の指定距離が少し長くなるバグを修正。
- 2017年10月19日 ver. 3.4.1
- 結合の探索時にクラッシュすることがある問題を修正。
- Ver3.4.0で結合距離や結合角が正しく計算されないことがある問題を修正。
- 同一平面上に4原子以上が並ぶ配位多面体の場合、面の一部が欠けることがある問題を修正。
- 単斜晶系のa軸を主軸とする設定の一部(Ccなど)が正しく読めない問題を修正。
- VASP, DL_POLY形式でエクスポートする際、表示中の全ての相をマージして書き出すよう変更。
- PDB, MXDORTHOの固定長フォーマットで区切り文字(スページ)がないファイルが読めない問題を修正。
- Macromoleuclar CIF (mmCIF)のファイル読み込みに対応。
- 棒球モデルのSTL形式へのエクスポートに対応。
- 2017年1月12日 ver. 3.4.0
- 原子間距離、角度、ねじれ角の誤差計算ルーチンを変更。結晶の対称性による制約を誤差計算に反映するようにした。
- 磁気構造用CIF(magCIF)の最新仕様ファイルの読み込みに対応。
- 同一平面上に原子が位置する分子データを読み込むとクラッシュすることがある問題を修正。
- PDBファイルとXcrysdenファイル読み込み時のバグを修正。
- ビルトインの粉末X線回折シミュレーション画面を微修正。
- 2016年10月4日 ver. 3.3.9
- 自動結合サーチの挙動を改善。
- RIETAN形式(*.ins)で構造データを出力する際、Uijからbetaijへの変換が正しく行われないバグを修正。
- 結晶構造因子のテーブルをテキストファイルに出力する際、Windows版ではヘッダーが文字化けする問題を修正。
- 2016年6月24日 ver. 3.3.8
- Ver. 3.3.7では"Search atoms bonded to A1"のモードで自動結合サーチされてしまう問題を修正。
- 2016年6月18日 ver. 3.3.7
- Ver. 3.3.6で配位多面体を選択するとクラッシュするバグを修正。
- GEOMETRY.OUTの単位格子が原子単位系(a.u.)のままであったのをオングストローム単位に変換するよう修正。
- 2016年6月7日 ver. 3.3.6
- 結晶外形データの表示/非表示を一相ごとに切り替えられる機能を実装。
- 自動で結合サーチされる原子ペアにSi-SiとGe-Geを追加。
- 2016年6月6日 ver. 3.3.5
- 自動結合サーチのデフォルト値を改善。
- 可視化中データの概要を出力する"Summary"タブをメイン画面に追加。
- 巨大なデータの読み込みや、多数の結晶データ間の表示切替に極端に時間がかかる問題を修正。
- 2016年6月4日 ver. 3.3.4
- Preferencesダイアログで"Start-up search for bonds"を切ることで、自動結合サーチをオフにできるようにした。
- 複数の結晶データを含む場合に、データ番号を指定して表示する結晶データを切り替えられる機能を追加。
- 行頭にスペースを含むVASPファイルの読み込みに関するバグを修正。
- 2016年5月29日 ver. 3.3.3
- ボリュームデータと結晶外形データもVRMLファイルに書き出せるように修正。
- 複数の結晶データを含む場合、表示するデータをボタンで一相ずつ切り替えられる機能を追加。
- 組込みの"Powder Diffraction"ウィンドウから、反射リストをテキストファイルに出力する機能を実装。
- Ver. 3.3.2でStructure Factorsダイアログの内容をテキストにエクスポートすると、間違った強度が書き出されるバグを修正。
- 各サイトの電荷が0以外の非周期的データ(分子)に対して、配位多面体を選択するとクラッシュする問題を修正。
- "Standardization of Crsytal Data"を実行時にクラッシュするバグを修正。
- 2015年11月12日 ver. 3.3.2
- 簡易的な粉末X線回折パターンのシミュレーション機能を実装。RIETAN-FPがインストールされていないか、PreferencesダイアログからRIETAN-FPのインストールパスを削除した場合に、組込みの機能を利用してシミュレーションするようにした。シミュレーション条件の編集機能は、波長以外は未実装。
- 空間群の第一設定以外の場合、EditDataダイアログを開いた際に、格子定数が誤った制約によって変更されるバグを修正。このバグはv3.3.0以降で入ったものです。
- 特殊位置の異方性原子変位パラメーターUijと磁気モーメントに対して、対称性の制約を満たさない場合にテキストエリアに警告メッセージを出力するようにした。
- Unit Cell Transformationダイアログからの座標変換によって格子体積が変化する場合、特殊なケースにおいて追加の格子点の探索に失敗するバグを修正。
- 2015年7月23日 ver. 3.3.1
- Structure Factorsダイアログからテキストデータをエクスポートする際の出力データに2thetaとIを追加。
- 2015年7月10日 ver. 3.3.0
- 全1651の磁気空間群をサポート。
- ファイルメニューに最近開いたファイルの履歴を追加。
- 単位格子の変換行列により単位格子の体積が変わる場合、追加の対象操作を自動生成する機能を追加。
- Structure Factorsダイアログボックスのリストに2thetaとIを追加。
- 正負両方の値が記録されたMEMの出力ファイルなど(*.pri, *.pgrid, *.ggrid)から正または負のデータのみを読み込み可能にした。
- ゼオライトなどの巨大なケージ状構造に対する結合探索アルゴリズムの更なる最適化。
- 空間群データベースファイル(spgra.dat, spgro.dat, wyckoff.dat)中のタイプミスを修正。
- Edit Dataダイアログボックスでの各相の相対位置と方位指定に関するバグを修正。
- Structure Factorsダイアログボックスで、指数h, k, lの最大値が指定した分解能に僅かに満たないことがある問題を修正。
- RIETAN-FPのテンプレートファイル(*.ins)と実行スクリプトを最新版のv2.63に対応させた。
- 2014年8月20日 ver. 3.2.1
- Ver. 3.1.9と3.2.0で個別原子に割り当てたベクトルが削除できなくなっていたバグを修正。
- Ver. 3.1.1より古いバージョンで作成したVESTAのファイルを再読み込みすると、鏡像位置にあるサイトにデフォルトでカンママークが表示される問題を修正。
- 2014年8月14日 ver. 3.2.0
- Ver. 3.1.9で配位多面体が描けなくなったバグを修正。
- 2D Data Displayウィンドウでlogarithmicモードの等高線表示にした際、ウィンドウを閉じてから再度開くとモードの変更ができないバグを修正。
- 2014年8月7日 ver. 3.1.9
- Vectorダイアログを改変し、結晶学的サイトないしは個々の原子のどちらにも、ベクトルを追加できるようにした。結晶学的サイトにベクトルを追加した場合、対称操作に従ってベクトルの向きも回転される。
- 上記の変更に伴い、*.vestaのファイル形式も若干変更した。
- その他細かなバグフィックス。
- 2014年1月27日 ver. 3.1.8
- 結晶構造因子を計算するStructure Factorsダイアログを追加。
- RIETAN-FP用のテンプレートファイルと実行スクリプトを更新。PDFファイルの自動出力に対応した。
- 熱振動楕円体表示の際、等方的な原子を等方性原子変位パラメーターの値でスケールするオプションを追加。
- Gaussian cube形式では、構造モデルに周期境界を適用せず、クラスターモデルとして読み込むよう変更。
- OSX版の最低動作要件をOSX 10.6に変更。本バージョンから、10.5以下では動作しない。
- Mac版では、OpenGLキャンバスがRetinaディスプレイのネイティブ解像度に対応。(アイコン類は未対応)
- 2D Data Displayウィンドウを開くとクラッシュする問題など、Mac OS X版のバグを複数修正。
- 2013年10月19日 ver. 3.1.7
- ファイルサポートの改善(SHELX *.ins形式、xplor形式、Cartesian座標形式のPOSCAR, CIFファイルの最終行が改行されていない場合など)
- Structure Tidyによる結晶構造の標準化実行時、結果をテキストエリアに出力(最近のバージョンでは出力されなくなっていた)。
- Mac OS X版の安定性を改善
- ボンドバレンスパラメーターのデータベースファイルをbvparm2013.cifに更新。
- Madelの出力を調整。
- 2013年7月6日 ver. 3.1.6
- Mac OS X版で、粉末回折パターンのシミュレーション、結晶データの標準化が行えない問題を修正。
- "Fourier Synthesis"ダイアログにおいて、対称心の無い構造で、かつフリーデル対の一方しか構造因子が入力されていない場合でも、正しい電子密度が計算できるようにした。
- マーデルングエネルギーの出力が、非対称単位あたりの値であることがより明確になるよう、出力フォーマットを微修正。
- 2013年2月26日 ver. 3.1.5
- wxWidgetsの最新の開発版スナップショットを使用してWindows版を再ビルド。Windows版のv3.1.3とv3.1.4では、粉末回折パターンのシミュレーションを行うと、異常終了するバグがあった。これはwxWidgets側の問題で、最新版では修正されている模様。
- 2013年2月22日 ver. 3.1.4
- Linux版のv3.1.3で、非ASCII文字を含むテキスト出力が表示されないバグを修正。
- 複数の結晶構造データが含まれるファイルを開く際に表示されるダイアログを微修正。
- 将来のUSPEX形式の拡張を先取りサポート。
- Mac OSX版ではユーザーデータをアプリケーションバンドル内に書き込まないように変更。この変更により、ファイアーウォールが有効なシステム上で、VESTA起動時に毎回、セキュリティに関するダイアログが表示される現象が解決されるはずである。
- 2013年1月30日 ver. 3.1.3
- v3.1.2のVASPファイル読み込みに関するバグを修正。
- Wien2k *.strucファイルからの菱面体格子の読み込みに関するバグを修正。
- Mac OS X上でのプロセス間通信を修正。
- "Fourier Synthesis"ダイアログで、 SHELXLの"list 3"形式の*.fcfファイルからの構造因子のインポートをサポート。
- 2012年12月28日 ver. 3.1.2
- 複数の結晶構造データが含まれるCIFを開く際、読み込むデータを指定できるようにした。
- 鏡映操作により導出されるサイトに識別記号を表示する機能を追加。この機能により、インターナショナルテーブルVol.A中のgeneral position diagramのような図が描ける。
- 照明効果をオフにするオプションを追加。
- ボンドバレンスパラメーターのデータベースファイルをbvparm2011.cifに更新。
- 各種ファイルの読み込み対応を改善(USPEXの出力ファイルのサポートなど)。
- 最近のRIETAN-FPとの非互換性を修正。
- 2相目以降を同一画面にインポートする際の不具合を修正。
- asfdcファイル中の間違いを修正(VESTAの機能には影響しない)。
- 2012年7月29日 ver. 3.1.1
- フーリエ合成ダイアログで、Calculateボタンを押すたびに計算結果が変化するバグを修正。
- CASTEP形式で格子が間違って読み込まれるケースがあるバグを修正。
- その他、GUIの細かなバグ修正。
- STRUCTURE TIDYを更新。
- 2012年4月8日 ver. 3.1.0
- Windows版のVESTA 3.0.9で、原子間距離を計算させるとクラッシュするバグを修正。
- RIETAN-FPのテンプレートファイルを最新の形式に更新。
- 2012年3月15日 ver. 3.0.9
- Linux版のVESTA 3.0.8で、結合や格子面を新規に追加するとクラッシュするバグを修正。
- Ver. 3.0.8に同梱のWindows版PowderPlotは、ファイル形式の関連付けを行っても、粉末データファイルをダブルクリックで開けない問題があり、修正。
- 2012年3月11日 ver. 3.0.8
- 三斜晶系の単純格子⇔複合格子の格子変換をサポート。
- 格子変換の際、格子定数や結晶構造パラメーターに加え、結晶面と格子面の面指数を自動変換する機能を追加。
- FHI-AIMSのデータ形式(*.in)をサポート。
- Gaussian cube形式の入力のサポートを改善。
- 標準誤差の出力をIUCrの推奨する2-19に変更。
- 単位胞あたりの原子数が多い場合に、サイドパネルのサイト一覧のパフォーマンスが極めて悪化する問題を修正。
- 特定の条件下で結晶面の一部が表示されない問題を修正。
- Windows環境下でCIFの出力に余計な数値が追加されるバグを修正。
- asfdc.dat中のタイプミスを修正(VESTAの機能には特に影響なし)。
- 2011年12月15日 ver. 3.0.7
- "Edit Data"ダイアログのPhaseタブを使ってボリュームデータが正しくインポートできない問題を修正。
- 変換行列を使用して超格子を作る際、並進ベクトルqが0でない場合に、正しい超格子が作成できない問題を修正。
- "Conversion of Electron Densities"メニューに、現在の電子密度データの単位(Å-3 or a0-3)を選択するオプションを追加。
- 多相データが含まれるCIFファイルにおいて、2相目以降の空間群が正しく読めない問題を修正。
- PRIMA形式の電子・核密度データ(*.pri)を読み込む際、*.insファイルから構造モデルを自動的に読み込む機能を復活させた(ver. 3.0.5以降、機能しなくなっていた)。
- その他、細かなバグを多数修正。
- 2011年12月8日 ver. 3.0.6
- Edit Dataダイアログを開くたびに原子変位パラメーターの値が書き換わるバグ(他にも影響する操作があるかもしれない)を修正。
- 平面的な配位多面体が正しく描けない問題を修正。以上2つのバグはVer. 3.0.4で入ったバグで、それ以前のバージョンは問題なく動作する。
- Mac版の設定ファイルの保存場所を~/.VESTAから~/Library/Application Support/VESTAに変更。
- 2011年12月5日 ver. 3.0.5
- 結晶面の面角計算機能を追加。
- バイナリ―形式のボリュームデータフォーマットを2種類追加。
- Ver. 3.0.4では、拡張子の付いていないファイル(CONTCAR, POSCAR等)が、フルパスにピリオドが含まれる場所に置いてあると開けない問題を修正。
- 2011年11月27日 ver. 3.0.4
- 単斜晶系の非標準セッティング(unique axis a)をサポート。
- 単位格子の変換行列を設定する際、行列式の符号判定が間違うことがある問題を修正。(このバグはv2.xシリーズより古いバージョンには存在しない。)
- 一部のWindows 7マシンでdepth bufferが無効になる(オブジェクトの前後関係が狂う)問題に対処。
- VESTA 3の論文が公開されたため、ライセンスを更新。
- 2011年11月7日 ver. 3.0.3
- 一部のLinuxディストリビューションでは、小数点区切りにカンマを使用するロケール(ドイツ語圏など)で動作しない問題を修正。
- Cartesian coordinate形式のVASP POSCARファイルの入出力をサポート。
- 2011年10月28日 ver. 3.0.2
- 結晶面を選択できるようにした。選択時には面指数、中心からの距離、面の面積をテキストエリアに表示。
- 配位多面体、結晶面、格子面等の透明度を、リスト画面中でインライン編集できるようにした。
- ドイツ語圏など、小数点区切りにカンマを使用するロケールのWindows上で動作しない問題を修正。
- 対称操作をマニュアルでカスタマイズした際、*.vestaファイルから再読み込みできない問題を修正。
- Mac版の操作性や表示上の問題点を修正。
- 2011年10月6日 ver. 3.0.1
- フーリエ合成機能を追加。
- 結晶面の面積が実際の2倍に計算されるバグを修正。
- データを*.vesta形式で保存する際、cutoff planeの"apply symmetry operation"オプションが保存されないバグを修正(このバグはv2.90.2bおよびv3.0にのみ存在)。
- その他、細かなバグ修正。
- 2011年8月27日 ver. 3.0
- SHELXL *.ins形式の読み込みに対応。
- 細かなバグ修正。
- 2011年8月10日 ver. 2.90.2b
- 結晶外形を読み込む際、テキストエリアに各面の面指数と面積を表示。
- VRML形式の出力で配位多面体の表示位置がおかしい問題を修正。
- VASPファイルを読み込んだ際、等値曲面の正負の値が逆転することがある問題を修正。
- Ver. 2.90.1が結晶構造の標準化に失敗することがある問題を修正(STRUCTURE TIDYにデータを渡す際には分率座標を正規化するように戻した)。
- 空間群データベース(spgra.dat)中のスペルミスを修正(P 4 b n -> P 4 b m)。
- Mac OS X版の動作を改善。
- 2011年5月17日 ver. 2.90.1b (aka VESTA 3 beta 2)
- サイトポテンシャルとマーデルングエネルギーの計算で誤った結果を返すバグを修正。原因は、外部プログラムMadelに渡すファイル(*.pme)に誤った対称性リストが記述されていたためで、このバグの影響を受けるのはver. 2.9xシリーズのみである。
- 空間群の設定番号を変更したり、RIETANの入力ファイル(*.ins)をエクスポートする際、原子の分率座標を0 ~ 1の範囲に自動変換しないようにした。この変更により、CIFファイルから*.insを作成する際に有機分子などの結合の連続性が維持される。分率座標を0 ~ 1の範囲に平行移動するには、"Standardization of Crystal Data"メニューを明示的に実行するか、"Additional Lattice Settings"ダイアログを使用する。
- Gaussian cubeフォーマットのサポートを改善。
- Mac OS X版では"Standardization of Crystal Data"メニューが実行できない問題を修正。
- Mac OS X版がクラッシュするバグを、現状で把握できた限り全て修正。
- 2011年3月7日 ver. 2.90.0b
- 結晶外形のスタイル指定をサポート。
- Phaseごとにvolumetric Dataの補間をサポート。
- Phaseの原点をオフセットしている場合に、lattice planeの原点からの距離指定が正しく機能しない問題を修正。
- 最適平面計算時に、情報をtext areaに出力。
- 2011年1月7日 ver. 2.9.7a
- *.vestaのファイルフォーマットを変更。エンコード形式はUTF8に統一した。
- Edit Dataダイアログにて、周期構造と分子などの非周期構造の違いを明確化。
- 対称操作をカスタマイズできるようにした。閉じた群を成していない対称操作も可能。
- 選択した原子の最適平面を計算する機能を追加。
- その他、細かなバグフィックスおよび使い勝手に関する修正多数。
- 2010年11月19日 ver. 2.9.6a
- 原子のラベルに元素名とサイト名を選択できるようにした。
- 異方性原子変位パラメーターの固有値が負になる場合にも、原子を選択した際に固有値と固有ベクトルの出力をサポート。
- CIF、PDB形式のサポートを改善。(v2.9.5ではCIFファイルから異方性原子変位パラメーターの読み込みができない不具合があった。)
- 安定性の向上。
- 2010年11月10日 ver. 2.9.5a
- Ver. 2.9.4aでは、PropertiesダイアログのAtomsタブでRadii typeを変更しても、正しく機能しないバグを修正。
- GSAS *.exp形式の読み込みに対応
- VASP POSCAR形式での出力をサポート。出力時、Niggli-reduced cellに変換してから出力するオプション付。
- 2010年11月9日 ver. 2.9.4a
- Vectors、Equivalent Positions、Geometrical Parameters、2D Data Displayの各ダイアログが複数データに対応した。
- 多相データを含むCIFファイルから全ての相のデータ読み込みに対応。
- サイトや結合の色と半径が個別指定可能になった。
- 原子にラベルを表示可能になった。(表示品質や操作性はもう少し改善予定。)
- Objectsタブが一通り機能するようになった。→原子や結合など、リスト項目をダブルクリックすることで様々な編集が可能ですので、重点的なテストをお願いします。
- 2010年10月20日 ver. 2.9.3a
- Bondダイアログで結合をクリアーした際にクラッシュすることがあるバグを修正。
- 結晶データの標準化やサイトポテンシャルの計算などができないバグを修正(出力フォーマットがズレていた)。
- 2010年10月13日 ver. 2.9.2a
- 平面的な分子を読み込むとクラッシュするバグを修正。
- 結晶軸を表すコンパスを選択するとクラッシュするバグを修正。
- Bondダイアログで結合を作成後、別のレイヤーを選択するとクラッシュすることがあるバグを修正。
- 2010年10月9日 ver. 2.9.1a
- The first alpha version of VESTA 3.
VESTA 2.x series
- 2011年1月24日 ver. 2.1.6
- "Remove duplicate atoms"ボタンを使用時にクラッシュする問題を修正。
- 2010年9月8日 ver. 2.1.5
- RIETAN-FP v1.8の出力ファイル(*.lst)の読み込みに対応。
- bvparm2009.cifを最新の修正版に差し替え。
- 2010年5月6日 ver. 2.1.4
- 非周期的な構造モデルにおいて、一度作成された結合が削除できない問題を修正。
- Wien2kのstructファイル形式を読み込む際に、格子タイプが認識されず、常にP格子として扱われてしまう問題を修正。
- 2010年2月19日 ver. 2.1.3
- Structureダイアログで"Remove symmetry"ボタンを二回連続して押すとクラッシュする問題を修正。
- "Remove duplicate atoms"ボタンを使用して特殊位置の周囲の重複する原子を統合する際、統合した原子の位置が特殊位置と一致するよう挙動を改善。
- Mac OS X版で"2D Data Display"ウィンドウを使用する際、ウィンドウを一度リサイズしないと描画されない問題を修正。
- VASP 5.2以降のファイル形式の変更に対応。
- CIFからRIETAN形式のファイルを出力する際、タイトル行が途中で改行されることがある問題を修正。(Mac版およびLinux版)
- DL_POLY形式での出力ファイル中に、各サイトのシリアル番号を追加。
- Madelを更新。対称要素が192個ある空間群設定(立方晶系の一部)でも扱えるようにした。
- Bond valence sumのデータベースファイルを最新の2009年版(bvparm2009.cif)に更新。
- 三斜晶系の複合格子(非標準的設定)でWyckoff記号が出力されない問題を修正。
- 2009年12月2日 ver. 2.1.2
- 粉末回折パターンのシミュレーションに関するデフォルトの設定を更新。
- CIFとMINCRYST形式のサポートを向上。
- その他細かなバグ修正。
- 2009年8月17日 ver. 2.1.1
- 2D map dataのexport時にデータが途中までしか出力されない問題を修正。
- RIETAN-FP/2000の出力ファイル(*.lst)を読み込み時に、格子定数の標準誤差(standard uncertainty: s.u.)が格子の対称性の制約を満たさない問題を修正。
(例えば立方晶系では、*.lstにはa軸のs.u.しか記録されないため、以前は、b, c軸のs.u.は0として読み込まれ、結合距離や結合角のs.u.が小さく計算される可能性があった。) - Orientationダイアログで、"Projection vector"と"Upward vector"が互いに直交しない場合でも、Gram-Schmidt の直交化により投影方向を決定するよう変更。("Projection vector"を優先。)
- 2009年8月8日 ver. 2.1.0
- CASTEPの*.cell, *.charg_frm形式の読み込みに対応。
- 構造モデルだけが記録されたVASP形式ファイル、POSCAR, CONTCARの読み込みに再対応。
- 原子に割り当てるvectorの長さをÅ単位で設定するよう変更。
- 単位胞が大きな結晶に対してマーデルングエネルギーとサイトポテンシャルの計算ができるよう、madelを再コンパイル。
- RIETAN-FPの正式リリースに合わせ、設定ファイル中のrietan.exeのデフォルトパスを修正。
- wxWidgetsライブラリーを2.8.10に更新。
- マニュアルを更新。
- 2009年2月12日 ver. 2.0.3
- Ver. 2.0.2では、構造モデルを先に読み込んでからVolumetric dataのインポートを行う操作ができないという問題を修正。
- 2009年2月11日 ver. 2.0.2
- Preferenceダイアログからデフォルトの等値曲面レベルを設定できるようにした。
- Volumetric data間の割り算が掛け算になってしまう問題を修正。
- 特定のハードウェア・ソフトウェアとの組み合わせでクラッシュする問題を多数修正。(Windows VistaとIntel製ビデオチップの組み合わせでのクラッシュ、Linux版がMesa 7.0以降との組み合わせで起動できない問題など。) 副作用として、一部の環境ではアンチエイリアス処理のオプションが機能しなくなる場合があります。
- 2008年9月28日 ver. 2.0.1
- 結晶構造モデルとVolumetric dataの双方が含まれるデータに対し、STRUCTURE TIDYを使用した結晶構造の標準化を行った場合に異常終了する問題を修正。
- Mac OS X 10.3シリーズで起動しない問題を修正(一部機能に制限あり)。
- Gaussian cube形式のファイル読み込みに関するバグを修正。
- FEFF形式のファイルを読み込んだ場合、先頭の原子が欠ける問題を修正。
- 2D Data Display機能における2D sliceの計算アルゴリズムを改善。
- wxWidgetsライブラリーを2.8.9に更新。
- 2008年7月11日 ver. 2.0
- 原子の情報について、サイトの多重度とWyckoff記号、サイトシンメトリーの出力を追加。
- STRUCTURE TIDYを内部的に呼び出すことにより、結晶構造データの標準化とNiggli-reduced cellの決定をサポート。
- 2D Data Displayウィンドウで作成した2次元データのエクスポート機能を追加。
- サイト占有率が1未満のサイトを円グラフ状に表示。
- OpenGL利用技術を洗練させることにより、巨大な構造モデル表示時のメモリー使用量を劇的に削減。
- Charge distributionの計算の際、計算にサイトの席占有率を取り入れるよう改善。
- 空間群データベース、spgra.dat中の誤りを訂正(No. 144, P31の対称操作)。
- 等方性原子変位パラメーターだけが入力された場合、相当するUijの計算を行わないよう変更。
- 非周期的な構造モデルに対して、配位多面体が作成できないバグを修正。
- Wien2k形式のファイル*.structを入力した際、非対称単位内の原子しか表示されないことがある問題を修正。
- MADEL中の誤植を修正 (マーデルング・エネルギー: mJ/mol → MJ/mol)
VESTA 1.x series
- 2008年5月18日 ver. 1.4.4
- ライセンスを改定。(引用すべき論文を変更)
- Overall appearanceダイアログ中に、画面表示のスケールをÅ単位で設定するツールを追加。
- 64 bitバージョンでvolumetric data中のピークサーチをするとクラッシュする問題を修正。
- 一部のFEFFファイルが読めなかったり、読み込みの際にクラッシュする問題を修正。
- 電子密度のラプラシアンを計算する際、値がe/a.u.-5の1/4倍スケールになっていた問題を修正。
- 特殊位置の有効数字の桁数をチェックする機能を改善。
- 2008年4月21日 ver. 1.4.3
- 原点の取り方が複数ある正方晶系および立方晶系の空間群において、相互の座標変換が正しく行われない問題を修正。
- 環境変数VESTA_PREFが設定してある場合、設定ファイルが正しい場所に保存されない問題を修正。
- 結合を定義する際、"Show polyhedra"のオプションを無効にしても一部の配位多面体が作成される問題を修正。
- 斜方晶系の軸設定を変換する際、格子定数の標準偏差も入れ替えるよう修正。
- 粉末回折パターンのシミュレーション時に生成されるファイルをエディターで閲覧できるよう、自動で削除しないよう変更。
- Aboutダイアログにライセンス表示を追加。
- 2008年4月8日 ver. 1.4.2
- *.vestaを再読み込みする際、等方性原子変位パラメーターが正しく読み込まれない問題を修正。
- 配位多面体の面判定に使用するパラメーターを再調整。
- 2008年4月6日 ver. 1.4.1
- 2D Data Displayウィンドウのステータスバーに表示される数値がマウスカーソルの位置と一致しない問題を修正。このバグはバージョン1.2b~1.4のVESTAに存在します。
- 配位多面体の原子が同一面上に並んでいるかどうかを判定するパラメーターを調整。
- "Surface colorization"の表記を"surface coloring"に変更。
- 2008年3月27日 ver. 1.4 (stable)
- 斜方晶系の空間群のうち、origin choiceが一通りのみの空間群で軸設定の変換が正しく行われないバグを修正。
- 熱振動楕円体を描く際、等方的な原子変位パラメーターを持つ原子に対しては振動の主軸を描かないよう、改善。
- 異方性原子変位パラメーター (Uij または betaij) と同価等方性原子変位パラメーター (U または B) 間の変換の誤りを訂正。
- Antialiasingをオンにすると、半透明のisosurfaceの透明度がおかしくなるバグを修正。
- American Mineralogist Crystal Structure Database (*.amc)形式の読み込みを改善。
- Line profileの出力に、始点からの距離(オングストローム)を追加。
- 2008年3月11日 ver. 1.3.1 (final candidate 2)
- バージョン1.3でMadelの実行にエラーが生じる問題を修正。
- Mac OS X版とLinux版ではcharge distributionの計算で間違った値を返す問題を修正。
- 2008年3月7日 ver. 1.3 (final candidate 1)
- 電子密度データから電子エネルギー密度と電子密度のラプラシアンを計算する機能を追加。
- 任意の直線上におけるvolumetric dataの値を計算し、テキストファイルに出力する機能を追加。
- XCrySDen xsfフォーマットをgeneral gridとして扱うように修正(以前はperiodic gridとして扱われていた)。
- Exportメニューから出力するファイル形式に、表示中の原子の座標全てを分率座標形式で書き出す形式を追加。ファイルフォーマットはxtl。
- マニュアルを整備。
- 電子密度データから電子エネルギー密度と電子密度のラプラシアンを計算する機能を追加。
- 2008年2月20日 ver. 1.2.1b
- RIETAN-FP/2000の入力ファイル(*.ins)を出力する際、空間群の軸設定が常に第二設定に変換される問題を修正。
- Mac OS X版のMadelをUniversal binary化。
- RIETAN-FP/2000の入力ファイル(*.ins)を出力する際、空間群の軸設定が常に第二設定に変換される問題を修正。
- 2008年2月12日 ver. 1.2b
- Madelを利用したマーデルングエネルギーとサイトポテンシャルの計算機能を追加。
- Madel用の入力ファイル、*.pmeのエクスポートに対応。
- 斜方晶系で原点の取り方が複数ある場合(空間群番号48, 50, 59, 68, 70)の軸設定番号がInternational Tables Vol. Aに従うよう、変更。古い*.vesta, *.vcsファイルのうち、これらの空間群で設定番号が2以上のデータは互換性が失われているため、VESTA ver. 1.2b以降で開いた場合、Structureダイアログから正しい軸設定を再設定すること。
- 同じく、空間群番号48, 50, 59, 68, 70の原点の設定について、従来Additional Lattice Settingsダイアログから行っていたものを、StructureダイアログのSettingリストから選択するよう統一。(なお、ver. 1.2b以前ではAdditional Lattice Settingsダイアログから原点の取り方を変更しても正しく反映されないバグが存在した。)
- 変換行列を使用して座標変換を行った場合にも、異方性原子変位パラメーターの自動変換に対応。
- 従来、水素原子の熱振動楕円体は描かれないようにしていたが、そのチェックを無効化。(中性子回折データの解析では水素の異方性原子変位パラメーターも求まるため。)
- RIETAN-2000/FP形式のファイルをエクスポートする際、RIETANが対応する標準軸設定に変換してから出力するようにした。
- DL_POLY形式のファイルを出力する際、サイト名ではなく元素名を出力するよう変更。
- Volumetric dataの補間レベルを*.vestaフォーマットに保存するようにした。
- Overall Appearanceダイアログのデフォルト設定値が、一部の項目で保存されない問題を修正。
- 断面図などの色の飽和度を設定するテキストボックスの並びを変更(3箇所)。
- Linux x86_64版が、比較的新しいバージョンのXorgを採用したディストリビューションで起動できない問題を修正。
- WindowsバージョンのコンパイラーをVisual C++ 2008に更新。
- Madelを利用したマーデルングエネルギーとサイトポテンシャルの計算機能を追加。
- 2008年1月3日 ver. 1.1b
- Volumetric data間の積算、除算に対応。
- 配位多面体の情報にeffective coordination numberを追加。
- Charge distribution methodの計算に対応。各サイトの酸化数はStructureダイアログから設定する。
- ICSD形式、およびCIF形式で酸化数が記録されている場合は、酸化数を読み込みに対応。
- CIF形式, ICSD形式からのサイト多重度とWyckoff記号の読み込みに対応。
- Propertiesダイアログの各設定項目に対し、デフォルトの値を保存可能にした。
- 粉末回折パターンのシミュレーション機能を改善し、RIETAN-FPとビューアーソフトの場所をPreferencesダイアログから設定可能にした。
- 64-bit版Windows上でネイティブに動作する64-bit版VESTAを公開。
- 一部のDL_POLY形式ファイル(CONFIG, REVCON)を読み込んだ際、原子座標の標準偏差に極端に大きな値が設定されることがある問題を修正。
- Linux版をGTK 2.10以降と組み合わせて使用した場合に、タブを閉じるとタブの表示と画面表示が対応しなくなる(常に先頭のタブが消える)問題を修正。
- Volumetric data間の積算、除算に対応。
- 2007年10月27日 ver. 1.0.4b
- RIETAN-FPの出力(*.lst)から異方性原子変位パラメーターを読めない問題を修正。
- WIEN2k形式の読み込みエラーを修正。
- The EXCITING FP-LAPW Codeが出力するGEOMETRY.OUTファイルの読み込みに対応。
- グラフィックエリア下部のテキストエリアに情報を出力する際、自動的に最終行にスクロールするよう調整。
- RIETAN-FPの出力(*.lst)から異方性原子変位パラメーターを読めない問題を修正。
- 2007年10月16日 ver. 1.0.3b
- 結合の指定に"Search by label"オプションを使用した場合、結合のデータを*.vestaから正しく再読み込みできない問題を修正。
- RIETAN-FPの出力(*.lst)の読み込み時に化学種名が誤って設定される問題を修正。より幅広い形式の*.lstファイルに対応。
- Wien2k形式の拡張子として*.rho3dを追加。
- wxWidgetsのバージョンを2.8.6にアップデート。Linux版のUnicodeサポートは不完全なため、無効に戻した。
- 結合の指定に"Search by label"オプションを使用した場合、結合のデータを*.vestaから正しく再読み込みできない問題を修正。
- 2007年9月18日 ver. 1.0.2b
- EDMAが出力するCIFファイルからの空間群の読み込みに対応。
- "Slice properties"ダイアログ(2D data display -> Slice)中で、(hkl)面に平行なベクトルのラベルをh, k, l から u, v, w に修正。
- "Central distance"という表現を"Distance from origin"に変更(8箇所)。
- wxWidgetsのバージョンを2.8.5にアップデート。LinuxバージョンはUnicodeサポートを有効にしてコンパイル。
- アーカイブファイル中に含まれていたThumbs.dbファイルを削除。
- EDMAが出力するCIFファイルからの空間群の読み込みに対応。
- 2007年8月26日 ver. 1.0.1b
- 格子定数が多少異なるデータでもインポート可能にした(格子定数の相違は無視される)。
- 結晶軸が斜交するVASP形式データの取り扱いに於いて、単位格子の値が間違っていた問題を修正。
- Volumetric dataを含まず構造モデルのみが記録されたVASP形式ファイルの読み込みに対応。
- Sectionダイアログを開いた際、一部の設定項目が現在の設定を反映しない問題を修正。
- ファイル名にASCII以外の文字列を含むファイルを読み込むと異常終了する問題を修正(Mac版)。
- GUIの微修正。
- 格子定数が多少異なるデータでもインポート可能にした(格子定数の相違は無視される)。
- 2007年7月11日 ver. 1.0b
- First official release of VESTA.
- プログラムを複数起動しようとした際、既存のウィンドウがフォーカスを取得しない問題を修正。
- アンチエイリアスを有効にした状態で等倍より大きな画像を出力すると画像がぼやける問題を修正。
- Overall Appearanceダイアログを開いた直後に光源の設定ツールが誤った位置(左上)に表示される問題を修正(Mac版)。
- First official release of VESTA.
- 2007年6月30日 v0.99.9
- 線以外のオブジェクトにもアンチエイリアス処理を適用。
- システムのidleイベントを利用してポリゴンをソートするタイミングを改善。
- Structureダイアログで空間群の設定番号を変更する際、標準偏差の自動変換に対応(斜方晶系の場合のみ)。
- CIFの読み込みに関する微修正。
- Mac版ではUnicodeを有効にしてwxWidgetsをビルド
- 線以外のオブジェクトにもアンチエイリアス処理を適用。
- 2007年6月19日 v0.99.8a
- Structureダイアログ→Symbolから開く周期表にDsとRgを追加。
- GUIの表示を微調整。
- Structureダイアログ→Symbolから開く周期表にDsとRgを追加。
- 2007年6月18日 v0.99.8
- 2D Data Display windowの内容が*.vestaに保存できるようになった。
- ベクトルの向き、[uvw]が内部座標系から直交座標系に座標変換されていなかった問題を修正。
- RIETAN-FP形式の出力ファイル(*.ins)の互換性を向上。
- 粉末回折パターンのシミュレーション機能が利用できない問題を一部改善。
- PRIMAの出力ファイル, *.priを読み込んだ際に同一フォルダー内に同一ベースネームの*.insが存在する場合、自動で読み込むようにした。
- wxWidgets 2.8.4へアップデート。
- その他、GUIの表示を微調整。
- 2D Data Display windowの内容が*.vestaに保存できるようになった。
- 2007年4月9日 v0.99.7
- リガクのteXsanやCrystalStructureで出力したCIFが読めない問題を修正。
- オブジェクトのデフォルトの倍率を微調整。
- その他、GUIの表示を微調整。
- リガクのteXsanやCrystalStructureで出力したCIFが読めない問題を修正。
- 2007年4月4日 v0.99.6
- プロセス管理を導入、常に現在アクティブなウィンドウでファイルを開くようにした。
- 2D Data DisplayウィンドウのGUIレイアウトを調整。
- 3D pixel data中のピーク位置探索機能を追加。
- XPLOR形式(*.xplor)に対応。
- その他、微調整。
- プロセス管理を導入、常に現在アクティブなウィンドウでファイルを開くようにした。
- 2007年3月2日 v0.99.5
- *.lstからP格子以外の構造を読み込むと格子タイプによる等価位置が正しく追加されない問題を修正。
- MDL mol fileの拡張子の間違いを修正(*.mdl -> *.mol)。
- 2D Data Display windowで等高線の線種が正しく設定できないことがある問題を修正。
- *.lstからP格子以外の構造を読み込むと格子タイプによる等価位置が正しく追加されない問題を修正。
- 2007年2月23日 v0.99.4
- パスの扱いに関するバグを幾つか修正
- Manipulationにショートカットキーを設定
- パスの扱いに関するバグを幾つか修正
- 2007年1月29日 v0.99.3
- 周期を持たないデータ(*.?ed等)で等値曲面がデータの境界にかかる場合でも正しく描画するよう変更。
- WinGXの出力する3D Fourierデータ(*.fou)に対応。(詳細は小松一生氏による解説ページを参照して下さい。)
- VASP形式の読み込みに関するバグ修正。
- デフォルトの結合長を変更できない問題(VC++ 2005のバグ)を回避。
- 2D Data Displayウィンドウで一部のツールが正しく機能しなくなっていた問題を修正。
- 周期を持たないデータ(*.?ed等)で等値曲面がデータの境界にかかる場合でも正しく描画するよう変更。
- 2007年1月13日 v0.99.2
- メニューとパネルにある"Density Data"の表記を"3D Data"へ変更。
- メニューとパネルにある"Density Data"の表記を"3D Data"へ変更。
- 2007年1月10日 v0.99.1
- 2D Data Displayウィンドウで、(0 0 1)面以外を表示させた際に等高線が正しく描かれない問題を修正。
- Import Dataダイアログに、3Dデータの単位を変換するための機能を追加。
- *.vaspフォーマットでは電子密度*格子体積が記録されているため格子体積で割り算しているが、ポテンシャルや波動関数のデータに対しても格子体積で割られていた問題を修正。
- *.vaspフォーマットの電子密度データの単位をÅ^(-3)からBohr^(-3)に変更。
- その他、表示の微修正。
- 2D Data Displayウィンドウで、(0 0 1)面以外を表示させた際に等高線が正しく描かれない問題を修正。
- 2007年1月7日 v0.99
- 2D Data Displayウィンドウの機能を向上。Projection modeの表示や、等高線の色や太さの指定が可能に。
- Structureダイアログ中で、"Update structure parameters"オプションを無効にしたときは格子定数もそのままに保つように変更。
- 原子を削除した際、結合を自動で削除しないように変更。
- ツールバーのツールを追加。
- 設定ファイルのフォーマットが変更されているため、"以前のバージョンを使用中の場合は既存のVESTA.iniを削除すること"。設定ファイルの場所は、通常はVESTAフォルダー中であるため、既存のフォルダーに上書きせずに一旦VESTAフォルダーを削除し、新たに解凍したフォルダーを配置すればよい。"VESTA"フォルダーに書き込み権限のないユーザーで実行している場合、設定ファイルは以下の場所に作成される。
Windows C:/Documents and Settings/user name/Application Data/VENUS/
Mac OS X / Linux $HOME/.VENUS/
- 2D Data Displayウィンドウの機能を向上。Projection modeの表示や、等高線の色や太さの指定が可能に。
- 2006年12月13日 v0.98.6
- Minor bug fixes.
- Minor bug fixes.
- 2006年12月5日 v0.98.5
- *.lstの読み込みに関するバグ、*.vesta形式で保存したときに非表示オブジェクトなどが正しく再読み込みできないバグを修正
- その他微調整
- *.lstの読み込みに関するバグ、*.vesta形式で保存したときに非表示オブジェクトなどが正しく再読み込みできないバグを修正
- 2006年12月1日 v0.98.4
- メニュー、ダイアログ等の再構成
- バグの修正多数
- メニュー、ダイアログ等の再構成
- 2006年10月1日 v0.98.3
- 3D dataを含む場合にもダイアログから格子面の透明度を調整可能にした
- メニューの再構成、ダイアログの調整など、細かな修正
- ボンドサーチに関連したバグの修正
- VC++ 2005に関連したバグの修正
- 3D dataを含む場合にもダイアログから格子面の透明度を調整可能にした
- 2006年9月20日 v0.98.2
- Windows版で、ボンドが存在しない構造に対してSelect, Distance, Angleなどのツールを使用すると異常終了する問題を修正。コンパイラー変更の影響で新たに生じたバグです。
- 2006年9月18日 v0.98.1
- 2D windowを中心にバグ修正
- Windows版ではRIETANを使用した粉末回折パターンのシミュレーション機能を追加(Experimental)。以下はWindows版の注意点。
- "template.ins"をRIETAN-FP用の物に差換えたので、FPをお持ちで無い方はRIETAN-2000用のテンプレートに差換えてください。
- *.itxは関連付けされたプログラムで表示されます。普段使用している表示プログラムが無い方のためにPowderPlotも同梱しておきました(要Java)。 - コンパイラーをVC++ 2005に変更
- 2D windowを中心にバグ修正
- 2006年9月4日 v0.98
- 補間機能のバグを修正
- 3D dataのExport機能、SVG形式での画像出力を追加
- DL_POLY CONFIG形式での入出力をサポート
- VESTAオリジナル形式のファイル拡張子を"*.vesta"に変更
- 補間機能のバグを修正
- 2006年8月23日 v0.97.6
- v0.97.5は2D windowを使えるようにする直前の状態のものでした。2D windowが使えるものを改めてv0.97.6としてアップしました。
- 2006年8月22日 v0.97.5
- 極めて荒削りですが、2D map windowが一応利用可能になりました。"注意事項"として、2D map windowの"New"ボタンは一回のみ、最初にsliceを作成する時に限って使用してください。以降は"Properties"ボタンを使用してください。Newボタンを繰り返し使用するとその度にメモリー領域を確保して新たなデータが作成されます。これは決してメモリーリークではなく、将来の拡張のためで、ファイルを閉じるとメモリーは解放されます。Ver 1.0時点では"New"ボタンを一時的に無効化した状態でリリースする可能性もあります。
- Section/Lattice planeの色指定に内部で使用している変数の単位を、0~1の規格化した値ではなく実データに対応させました。操作性は同じですが、この変更に伴い、ポテンシャルデータのように極端に大きな(小さな)値が含まれ、正規化した値では浮動小数点の演算精度で彩色が不可能だったファイルでも彩色可能になりました。
- Isosurfaceの計算に新たなアルゴリズムを採用し、形状の生成が3~最大6倍程度高速化しました。巨大ファイルのオープン、再描画などの速度は変化ありません。
- 極めて荒削りですが、2D map windowが一応利用可能になりました。"注意事項"として、2D map windowの"New"ボタンは一回のみ、最初にsliceを作成する時に限って使用してください。以降は"Properties"ボタンを使用してください。Newボタンを繰り返し使用するとその度にメモリー領域を確保して新たなデータが作成されます。これは決してメモリーリークではなく、将来の拡張のためで、ファイルを閉じるとメモリーは解放されます。Ver 1.0時点では"New"ボタンを一時的に無効化した状態でリリースする可能性もあります。
VICS-II series
- 2006年8月10日 v0.92.6
- 対称性を"P 1"に落として等価位置全てをサイトとして追加する機能を追加。
- 高対称の空間群への変換時に重複する原子を削除する機能を追加。
- "P 1"や"P -1"の複合格子として"C 1", "F 1"などを追加。
- CIF形式で菱面体格子の構造を読み込むと、六方格子として取り扱われる問題を修正。
- Wien2K形式ファイルの空間群情報を正しく読むよう修正。
- Structureダイアログで正方晶系や立方晶系のセッティングを変更しても原子座標が更新されない問題を修正。
- 特定の条件下でlattice planeの形状が正しく計算されない問題を修正。 - 2006年4月7日 v0.92.5
- v0.92.4による修正が不完全であったため再修正。
- Origin shiftが設定されたAMC file (American Mineralogist Crystal Database) の読み込みに対応。 - 2006年3月26日 v0.92.4
- CIF形式の入力に関するバグを修正。(単斜晶系でファーストセッティングでない場合に、空間群がファーストセッティング、又はP1に設定されてしまう。) - 2006年2月23日 v0.92.3
- 格子面のミラー指数がh+k=0のとき、(hk0)面を新たに作成しても表示されないバグを修正。 - 2006年1月25日 v0.92.2
- VASP形式のサポートを改善。
- UIのマイナーな改善。 - 2005年12月18日 v0.92.1
- Geometrical Parameters ダイアログで表のソートを可能にした。
- Equivalent Positions ダイアログでテキストの編集が出来てしまう問題を修正。
- スペルミス、不適切な表現などを多数修正。 - 2005年11月27日 v0.92
- RIETAN-2000, ORFFEと連携し原子間距離、結合角のリストとグラフィック画面内の3次元モデルを相互に対応させる機能を追加。
- 従来O(N2)にほぼ比例していた原子、結合の探索アルゴリズムをO(N)に比例する超高速なコードに変更。
- Structure ダイアログにおいて表のヘッダー部分をクリックすることによりリストをソート可能にした。
- 等価位置の生成順序をRIETAN-2000と同一に変更。
- Vectorsダイアログのためのショートカットキー"Ctrl + Click (select)"を無効化。原子を選択した際にVectorsダイアログが開いていればリスト内の対応する項目を自動的に選択するように変更。
- Windowsバージョンの内部文字コードにUnicode (UTF8)を使用するよう変更。 - 2005年11月14日 v0.91 (aka. 1.0 beta 2)
- Mac OS X版でプログラムアイコンへのファイルのDrag & Dropや、VICS-IIに関連付けたファイルをダブルクリックで開くことが可能になった。
- v0.90.6の変更で生じたLattice Planeの設定に関するバグを修正。
- Mac, Linux版でファイル保存時に拡張子が二重に付くことがある問題を修正。
- Stick Model表示のレンダリングクォリティーを向上。 - 2005年10月8日 v0.90.9
- Mac OS X版とLinux版でプログラムファイルのあるディレクトリーへの書き込み権限がないと起動できない問題を修正。
- FEFF input fileの読み込みでタイトルを読むように修正。 - 2005年10月4日 v0.90.8
- v0.90.7でファイルを保存すると空間群変換のための行列に間違った値が保存される問題を修正。
- もしv0.90.7でファイルを保存してしまった場合は、ファイルを開いた後、Edit -> Structure -> Option からTransformation matrixの値を単位行列に戻してください。 - 2005年10月2日 v0.90.7
- v0.90.5及びv0.90.6における修正が不完全だったため、オブジェクトの選択とシンボリックリンクからの起動に関する問題を再度修正。
- FEFF input fileの読み込みに対応。
- VRML出力のバグを修正。 - 2005年8月31日 v0.90.6
- ファイルをエクスポートする際、前回使用したファイル形式を記憶しておくように変更。
- 環境変数"PATH"がセットされていてもフルパスを指定しないと起動できない問題を修正。
- Mac OS X版で"Return"キーを押さないとPropertiesダイアログの変更が反映されない問題を修正。 - 2005年8月2日 v0.90.5
- "Manipulations"が"Distance"や"Angle"の時にも結合や配位多面体が選択できてしまう問題を修正。 - 2005年7月24日 v0.90.4
- Shift + Clickで5つ以上の原子を選択するとクラッシュするバグを修正。
- Orientationを指定する際、2つのベクトルの内積が0でないと描画結果が狂う問題を修正。
- Mac OS X版のダイアログで"-" (マイナス)を入力しようとすると画像が小さくなるだけで入力できない問題を解決。
- その他、CIF, CrystalMaker text fileのサポートの向上、Macに関する修正など。 - 2005年7月19日 v0.90.3
- Mac OS Xで日本語のファイルや日本語フォルダーに入ったファイルの扱いを可能にした。
- Mac OS X版とLinux版で拡張子をつけずに保存した場合に自動的に拡張子を追加するよう変更。
- 不正なファイルを読み込ませた場合に無限ループに入る危険性を除去。その他マイナーな修正。 - 2005年7月10日 v0.90.2
- 編集されたファイルを閉じるときに"Save changes"を選択するとオリジナルのファイル形式に関係なくVICS-II形式でファイルが上書きされる問題を修正。
- TIFFイメージが保存できない問題を修正。
- RIETAN-2000形式でExportした時にファイル末尾に入る余分な文字を削除。 - 2005年7月8日 v0.90.1 (aka. 1.0 beta 1)
- First release of VICS-II.